仮面ライダーカブトは仮面ライダー生誕35周年を記念して放送された作品です。
前年に放送された仮面ライダー響鬼は
- モチーフが鬼
- 「変身」と言わない
- ベルトで変身をしない
といった今までの仮面ライダー路線から外れた作品でした。
(個人的には好きでしたが…)
そこで仮面ライダーカブトは原点回帰とも言える。
- モチーフは虫
- ビジュアル重視のスマートなデザインのライダー
といった、王道路線、「THE 仮面ライダー」となっております。
内容も子供も楽しめるものですが、大人でも楽しめる内容です。
さらに、当時最新の映像技術などが用いられている作品で人気の高い作品の1つです。
そこで本日は仮面ライダーカブトの最終回までのストーリーを紹介していきます!
あらすじ
西暦1999年、シブヤに突如巨大隕石が落下し、周辺地域は大きな被害を受けました。その7年後の現在、人間に擬態する能力を持ち、殺人を繰り返すワームという生物が現れます。
そのワームに対抗すべく、結成された秘密組織ZECT、下っ端として働く、加賀美新(佐藤祐基)の視点でストーリーが進んでいきます。
加賀美の父は警視総監で、親の七光りと言われることもあり、加賀美本人もそのことを気にしているようです。
ある日、加賀美はワームの力により、所属するチームがほぼ全滅させられます。悔しい思いをしながら帰り道、加賀美はひったくりに遭遇、加賀美が捕まえようとする中、不思議な青年、天道総司(水嶋ヒロ)と出会います。
天道は華麗にひったくりを撃退。加賀美はあっけに取られます。
天道は妹思いの俺様キャラで、実質ニートです(笑)ただ、スポーツ万能、知能明晰でなんでもできてしまうタイプ。妹の樹花にも働くように言われますが、何かを待っているような様子。
そんな中、街中では再度ワームが登場。ZECTは対抗策としてワームを撃退するためのマスクドライダーシステムを完成させます。
しかし、その資格者がおらず、加賀美は上司の田所さんに直訴。その結果、田所さんが責任を取る形で加賀美にライダーベルトを託します。
戦況に繰り出す加賀美の元に意志を持った変身のコアとなるカブトゼクターが現れます。
そして、カブトゼクターを手にしようとしたその時、カブトゼクターはその場に現れた天道の元に!さらに天道は変身ベルトも持っており、カブトゼクターを使って仮面ライダーカブト(マスクドフォーム)に変身するのでした。
変身したカブトはワームの能力の1つで高速で移動できるクロックアップに苦しめられますが、天道の作戦により見事撃退することができました。
ここからカブトのストーリーが進んでいきます!
ZECTからの刺客
ひよりとの出会い
ZECTのメンバー以外がカブトに変身したことがバレ、天道はZECTから終われる立場になります。
しかし天道は相変わらず自分のペースを崩しません。加賀美は天道のことを心配する中、天道は加賀美のバイト先に現れ日下部ひより(里中唯)と出会います。
ひよりはコミュ障な性格で人と関わることが苦手です。しかし、天道に振り回されていく中で成長していく人物の1人です。
キャストオフ
加賀美はZECTに天道が消されることを恐れ、天道をZECTに勧誘しますが天道は断ります。
そんな中、カブトの資格者へバイクを渡す任務を託された田所チームですが、資格者はワームによって殺されてしまいます。
そこへ天道の元にもワームが現れ、天道はマスクドフォームで戦います。
ワームのクロックアップに翻弄されてしまいますが、天道はキャストオフし、ライダーフォームにフォームチェンジ、クロックアップできるようになり余裕でワームを倒すのでした。
仮面ライダーザビー登場
ザビーの使命
ZECTの精鋭部隊、シャドウ。それを率いる矢車想は戦いにおいてチームの完全調和を大切にする仲間思いの人物です。
料理が趣味でそういった点では天道とも通ずる部分があります。
そして矢車は仮面ライダーザビーに変身し、ワームを殲滅していきます。
カブトとも協働し、ワームを倒しますが、ザビーの目的はワームを倒すことよりもカブトを倒すことが目的でした。
カブトとザビーの戦いの中、シャドウのメンバーの一人、影山瞬(内山眞人)を傷つけてしまいます。さらに戦いは激化、ザビーはカブトを倒し、カブトは二度と変身ができない状態まで追い込まれてしまいました。
しかし、最終的には矢車自身がザビーとして我を忘れてしまい、ザビーに変身する資格を失い、この戦いは幕引きとなりました。
2人目のザビー
矢車がザビーの資格を失ったことで次のザビーに選ばれたのは、加賀美でした。加賀美はザビーの変身資格とシャドウの隊長に昇格します。
しかし、そんな加賀美に言い渡された指令は「カブトを倒すこと」でした。カブトと戦う加賀美ザビーでしたが、最終的に加賀美はザビーの資格を自ら捨て、天道との友情を選ぶのでした。
更なるライダーの登場
仮面ライダードレイク
メイクアップアーティストとして、ゴンという記憶喪失の少女とともに女性好きな男、風間大介(加藤和樹)。
彼もまた、カブトと同じくZECTに属さないが、仮面ライダードレイクに変身する仮面ライダーの一人です。
ドレイクは自分よりも女性にちやほやされる天道が気に食わず、無駄にカブトと戦うライダーの一人となります。
3人目のザビー
加賀美がザビーの資格を捨てたことによる精鋭部隊シャドウの解散、そして、元シャドウのメンバーが次々にワームに襲われるという事件が発生します。
内通者の存在を疑う矢車。そして、その内通者として加賀美が疑われるようなります。最終的にシャドウのメンバーにより包囲された加賀美はシャドウの一人に襲撃、その襲撃した人物こそがワームが擬態した犯人であることが判明します。
実はこの事件は「加賀美を囮にして、真犯人をあぶりだす」という新たなシャドウのリーダー、影山の作戦でもありました。
影山はそこから、ゴンを誘拐してドレイクを脅すなど、姑息なことを行う、悪役ライダーとして頭角を現していきます。
仮面ライダーサソード
イギリスの名門の末裔、神代剣(山本裕典)は天道以上の俺様キャラです。
ZECTと契約し、すべてのワームは自分が殲滅すると豪語している仮面ライダーサソードに変身します。
しかし、実はその正体はスコーピオンワーム。
実は自身がワームであることを忘れているため、自らの意思で変身することはありません。
仮面ライダーガタック
ZECTの最終計画として、開発されたガタック。資格者を探す実験を行うが、ガタックゼクターに襲われるばかりで、犠牲者が増えていく一方だった。加賀美もその一人で、ガタックゼクターに襲われてしまいます。
あるとき、ワームの巣と化した廃工場の奥に子供を発見した加賀美はZECTが工場を襲撃する最中、生身で乗り込みます。
しかし、加賀美がワームに倒されかけたその時、加賀美の手にガタックゼクターが!
そこで、加賀美は仮面ライダーガタックとして変身するのでした。
物語の確信へ
ひよりとZECTの闇
加賀美はガタックに変身できたことにより、数多くワームを倒していきます。しかし、その現場をひよりに目撃されてしまいます。ひよりは過去にベルトを持った少年に襲われた経験を持っており、その正体として、加賀美を疑いだします。
さらに渋谷隕石のカケラを持った人間が次々にワームに襲われる事件が勃発。ひよりも渋谷隕石のカケラを持つ人間の一人でした。
そこで、加賀美とひよりは渋谷に向かうことを決めますが、加賀美の上司の田所や天道に強く止められますが、ひよりは単独で渋谷を目指すのでした。
ひよりが渋谷に向かうとワームが襲撃、そこに天道と加賀美が現れ、3人は何かが隠されている渋谷の最深部を目指します。
そこでは、ZECTの35年前の研究の内容が明らかになり、過去の研究報告の中に、カブト、ガタックの資格者として、天道総司、加賀美新の名前がそれぞれ記されていました。
ワームの新たな動き
ワームの幹部クラスの1体、ウカワームが現れます。ウカワーム(間宮麗奈)は部下を従え、行動します。
ウカワームは部下をZECTの一員、岬に擬態させ、天道の妹や神代剣を標的にさせるなど、今までと違った動きをするようになります。さらにウカワーム自体はこの一連の事件から「ワームの気持ちをも動かす人間」に興味を持つようにもなります。さらには、ZECTの幹部、三島正人(弓削智久)と手を組み、ZECTに属さない資格者を攻撃するようになるのでした。
ひよりの正体
幾度となく、間宮麗奈との接触により、ひよりはワームであることが明らかになります。そのことを知った天道は、カブトに変身し、ひよりを攻撃、無情にもライダーキックを浴びせるのでした。しかし、それは天道の作戦でひよりを陰ながら匿うのでした。
実はひよりは天道の実の妹で、天道とひよりの両親はワームに襲われてワームに擬態されてしまいました。その際、母親のお腹にいたひよりはワームとして産まれたのでした。
その事実を知ったひよりは、再度麗奈の襲撃にあい、再び訪れた渋谷で天道の擬態と遭遇。そこで、ZECTのハイパーゼクターの実験に巻き込まれ、時空の彼方に飛ばされてしまい、天道(擬態)とそこに留まることを決意します。
地獄兄弟キックホッパー・パンチホッパー
偽名でZECTに侵入した天道、その能力の高さから瞬く間に出世していきます。シャドウのリーダーの座を天道に奪われ、ZECTや間宮麗奈により利用され始めた影山。最終的にはワームの攻撃にあい、負傷したところをZECTから姿を消していた矢車に助けられ、地獄兄弟が結成されます。
ネイティブ
資格者でもないのにゼクターを操り変身することができる立川(中泉英雄)、彼を守る指令がZECTから下ります。
彼は自らを「ネイティブ」と名乗り、人間を攻撃するワームとは違い、人間と友好的な立場であることが明らかとなります。
さらに、マスクドライダーシステムはネイティブによって開発され、ネイティブ自身も扱うことができるようです。
天道は各ライダーからゼクターを巻き上げていましたが、立川によって、それも止められるのでした。
ハイパーゼクター
ZECTの開発する最終兵器ハイパーゼクター、天道が手に入れたことにより、カブトはハイパーフォームへと変身できるようになりました。
物語終盤(最期を迎える登場人物)
間宮麗奈の最期
カブトハイパーフォームにより負傷したウカワーム(間宮麗奈)は記憶を失い、風間大介に助けられます。大介と麗奈は互いに惹かれ合いますが、麗奈は徐々にワームの記憶を取り戻していきます。
麗奈は最後にドレイクに自分を倒すように伝えますが、大介にはそれができず、見かねた麗奈はゴンを襲います。そこでドレイクは麗奈を倒すこととなりました。
カッシスワーム(乃木怜冶)
日常に潜む、ワームをあぶり出し、撃退するために使われるアンチミミック弾がZECTにより開発される。カッシスワームの乃木怜冶(坂口拓)はネイティブを誘拐し、アンチミミック弾の使用をできないようにします。
乃木はカブトやガタックを一蹴するだけの力を持っていましたが、加賀美たちの作戦により、カブトが乃木を倒すことができたのでした。ただ、乃木は再生能力により、この後も天道たちの前に現れます。
ダークカブト登場
本編最後に登場するライダーダークカブト。その正体は天道(擬態)でした。
天道は天道(擬態)と戦い、最終的にはひよりのいる世界へ飛び、ひよりを説得し、共に元の世界に戻てくることができるのでした。
神代剣の最期
正体がワームであった神代剣は、以前の一件で岬に恋心を抱いており、それに徐々に応えようとする岬。
そんな岬とのデートに臨む途中、乃木が現れ神代剣の正体がワームであることを本人に伝えます。
ワームを殲滅することが目的だった剣は乃木を力でねじ伏せ、ワームを招集します。そこへ加賀美たちが現れ、ワームたちを殲滅します。
一方、神代剣は天道と交戦。最終的に躊躇う天道に対して、攻撃を仕掛け天道によって、最期を迎えます。
衝撃のラストとラスボスの正体
ネイティブと手を組み、ZECTはワームの残党を倒していきます。さらに、人々にネックレスを配布し、ワームと人間との差別化を図りますが、天道は一人、その活動を止めようと、ネックレスの配布を妨害していきます。
実はこのネックレスをつけることにより、人間はネイティブとなってしまうことが明らかになり、ネイティブのリーダー、根岸の陰謀が明らかになります。
さらに、ネイティブ側に寝返った三島はネックレスを使い、ワームに変身。
最終的に天道、加賀美により倒され、物語は幕を閉じます。
登場人物たちのその後
天道は世界へ旅立ちます。
加賀美は優しい性格と父の職業と同じ、警察官となり交番に勤務。
ひよりは天道家に引き取られる形となり、本編は終了となりました。
さいごに
簡単に仮面ライダーカブトについてまとめましたが、本編のストーリーはもっと奥が深く、なかなか文字で伝えられるものではありません。
ぜひ皆さん、仮面ライダーカブトをご覧いただけたらと思います。
本作はHuluで視聴が可能です!ぜひご覧ください!
人気の映画・ドラマが月額1,026円で今すぐ見放題!2週間無料トライアル!