あおいのしゅみぶろぐ

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積極的不登校とは?増加する理由と取るべき選択は?通信制のメリット・デメリットも

皆さんは「積極的不登校」と言う言葉を知っていますか?

 

積極的不登校とは「学校に行けない」のではなく、「学校に行かない」という選択肢をあえて選択する児童、生徒を指します。

 

今回は、中学生の先生や保護者の相談を聞く立場として、積極的不登校について見解を示したいと思います。

 

 

積極的不登校の始祖、ゆだぼん

有名なのは不登校YouTuberのゆだぼんさんではないでしょうか?

 

ゆだぼんさんは以下の理由により、不登校になったとされています。

小学2年生までは楽しく小学校に通っていたが、小学3年生になった2017年、一律で教育を受けさせられていることに疑問を感じるようになり、宿題をしていなかったことに起因するトラブルが担任教師との間で発生した。また、教師の言うことに従う同級生らがロボットに見え、このまま学校に通い続ければ、「自分もロボットになってしまうかもしれない」と思うようになった。
 
子どもの中には学校に不信感を持ち、登校を躊躇するパターンも多くありません。
 
さらに、
「勉強する必要性を感じない。」
「友人関係が煩わしい。」
といった理由も少なくありません。
 
中には起立性調節障害のように、「どう頑張っても朝学校に向かうことができない」子どもたちがいる一方で、「行けるけど行かない」という子どもが増えてきています。
 

よくある悩み

親御さんの中には「普通に育てたはずなのに・・・。」
と思う方もいるかと思いますが、最近では通信制などに通う子供も急増しています。
通信制最大のN高等学校は同じキャンパスのS高等学校と合わせて、2万人以上の在籍数となっています。)
 

積極的不登校の生徒の特徴

積極的不登校の生徒の一番の特徴は「SNSに没頭している」子どもが多いです。
様々な人々の生き方に触れていく中で、思春期の過ごし方に疑問を抱く子どもたちが増えたのではないかと考えています。
もちろん、勉強への苦手意識や友人関係、いじめなどの理由もあると思いますので、一概には言えませんが、総じてネットに依存している子どもに積極的不登校の傾向があるように感じます。

積極的不登校の場合の選択肢

そのような子どもの選択肢は主に3つ

  • 無理やり全日制の高校に通わせる
  • 通信制の高校に通う
  • 中卒後、各々の生き方を選ぶ

1つ目の無理やり全日制の高校に通わせる親御さんも非常に多いですが、正直おすすめしません

それは、自主退学、通信への転学のケースが非常に多いからです。

親御さんとしては「何としても全日制を卒業させたい」という思いがあるかもしれませんが、全日制の高校への入学後、卒業せずに退学や転学をするのは子どもにとっても、負担が大きいですので、おすすめしません。

さらに、中卒で進学しない場合は、必ず「次に何をするのか」を決めさせてください。

一度、ニートのような状態になると抜け出すのに苦労してしまいます。

精神衛生上も良くなく、次のステップに行動を移すことも難しいので何も決めずに、中卒で終えるのは非常に危険です。

 

通信制のメリット

そのため、積極的な不登校を選択した際のメリットを紹介したいと思います。

メリット①「自分のペースで勉強できる」

通信制ではその高校ごとに独自のペースで勉強が進められます。
中には夏と冬に1週間ずつ、連続で通うだけでそのほかの勉強は必要ない通信もあります。

メリット②「費用が安い」

中には例外がありますが、比較的費用が安いのもメリットの一つです。

メリット③「多様なカリキュラム」

通信制では全日制にはないような授業なども多いです。そこで、プログラミングなど専門的な技能を身に付けている子どもも多いようです。

 

通信制のデメリット

しかし、通信制にもデメリットは多いです。

そのデメリットも理解した上での進学をおすすめします。

デメリット①「部活動の制限」

通信制の中には「多様な部活動を準備しています!」と謳う高校も多いですが、実際「出場できる大会が少ない」という問題があります。今後整備させていく可能性はありますが、現状部活動をメインで考えている場合は注意が必要です。

(きちんと高校側に確認してみましょう。)

デメリット②「対人能力が身につきにくい」

現在、文部科学省では「ITスキル」や「問題解決能力」、「コミュニケーションスキル」など、社会に必要なスキルを高校に求めています。そのため、全日制でも様々な取り組みが進んでいますが、通信制ではそういった動きには少し遅れをとっています。

そういったスキルが身につくためにも、少し登校頻度が多い高校や、人との会話がある程度多い通信制を選択することをお勧めします。

デメリット③「何かに意欲を持っていないと無駄」

少し厳しい意見ですが、通信制に通う以上、何か夢中になれるものを自分の中で見つけ出す努力は必要です。ゲームやバイトでもいいです。

ただ、無気力に課題をこなすだけの高校生活にならないように注意しましょう。

 

まとめ

今回は積極的不登校について説明しました。

個人的には中学校卒業後、しっかりと選択した上で通信制高校への進学をお勧めします。

ただ、通信制に通えば、すべて好転するわけではなく、通信制で何かに打ち込む大切さを学ぶことが必要だと思いますので、きちんと考えて進路の選択をしていきましょう。