2022年5月21日に放送されたチコちゃんに叱られる！にてマナー講師でおなじみの平林都さんがスパゲッティの食べ方について女性スタッフにダメ出しの嵐。
女性スタッフが泣き出してしまいますが、「泣くな！ええ年して！」と容赦なく畳みかけ、ネットでは大炎上となりました。
平林都さんとは？
61歳、鳥取県出身、兵庫県在住でエレガントマナースクールの代表。歯に物を着せぬ、鬼キャラで有名で最近ではテレビやYouTubeなどで大活躍のタレントさんです。
マナーに関して書籍も出しており、「火垂るの墓」の子どもたちには「親戚の家でするなんて我慢が足りない」、マッチ売りの少女には「接客のプロ意識が足らない」など、フィクションの作品に関してもダメ出しをしています。平林さんは母とは死別し、父親は自由奔放だったため親戚の家に預けられました。もしかしたらこの経験から「火垂るの墓」の2人に厳しい意見を発したのかもしれませんね。金銭的にもそれなりに苦労した面もあり、それを考えると「我慢の大切さ」「人と接するときのマナー」に人一倍敏感なのも納得がいきます。しかし、大人になると、複数の男性と同時に交際したり、金銭感覚が鈍感だったりとルーズな部分もあるそうです。
なぜ人気に？
平林さんは最近、YouTubeでの出演が多く、そこでは「共演者のマナーを厳しくチェックする」「逆に失礼な態度を取るドッキリを仕掛けられる」など多岐の活動を行っています。使い勝手もよく、色んなYouTuberから引っ張りだこでその影響でテレビの出演も伸びてきている様子です。テレビからのYouTube、からのテレビという感じで出演が増えてきている印象です。
今回の炎上
今回の炎上の原因はタレントではなく、女性スタッフに対して過剰にマナーに関して叱ったことが原因。そもそもテーマは「スパゲッティのフォークが4本なのはもっとも上手に食べられるから」といったもの。そこにマナー講師を招いて女性スタッフが実演していたのですが、「すごい仏頂面。下を見ずに私を見て」「下を見るなと言うてるやろ！」と本題とは逸れた内容の注意が続き、泣き出したスタッフに追い打ちをかける行為が炎上の火種になりました。
原因の考察
今回の原因は大きく２つではないかと思います。
１つは製作陣が平林先生の使い方を誤ったこと。平林先生の指導はうまく切り返せるタレントやYouTuberなどの掛け合いにより面白く映ると思っています。（個人的にはそれも好きではありませんが...。）テレビのスタッフはタレントや有名人ではなく、ただの一般人です。芸能人に対するドッキリでも同情や炎上が起こる世の中です。こういった一方的に攻撃しているように見える構図は避けるべきだと思います。
もう１つは平林先生の過信ではないかと思います。著名人の絡みで味を占めたマナー講師が必要以上に叱っている姿は今まで人気のコンテンツでした。ただ、強い語気で素人に対して叱るのは、現代社会ではパワハラ扱いされ、もちろんマナー違反です。テレビだからと言って、演出で過剰に叱る姿はやはり目を当てづらい部分があります。
数年前の平林先生は厳しくすることがあれど、自身の経験や性格も含め、やりすぎることはありませんでした。それこそ、前述した離婚だって、「我慢が足らない」と言われかねませんしね。（もちろんそれぞれ事情はあると思います。）
人に厳しくするなら、自分も律するか、適度なフォローをするべきです。
そうしたことを怠ったことが、平林先生の炎上の原因ではないでしょうか。決して平林先生も１点の曇りもない素晴らしい人物として過ごしてきたわけではないと思います。それも以前は自分で公言しいました。そういった過去があるなら、人に厳しくした後に、きちんとフォローをしてあげれば、炎上もしにくくなるのではないでしょうか。そういったフォローをきちんと視聴者の前で行うのも現代のTVマナーなのかもしれません。
