あおいのしゅみぶろぐ

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【全議員 投票先リスト】首相指名選挙、衆参議員は誰が誰に投票した?開票結果を完全公開

 

首相指名選挙の流れと仕組み

  日本の内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決(指名選挙)によって選ばれます。これは日本国憲法第67条に基づいています。

選挙は、衆議院参議院の両院でそれぞれ行われます。各議員が院内の議員(または自身)の名前を書いて投票し、過半数の票を得た議員が、その院の「指名候補者」となります。

  • 1回目投票: まず1回目の投票が行われ、ここで過半数を得る候補者がいれば、その人が指名されます。
  • 決選投票: 1回目で過半数を得る候補者がいない場合、上位2名(または規定に基づく候補者)による決選投票が行われます。
  • 衆議院の優越: もし衆議院参議院で異なる候補者が指名された場合、両院協議会が開かれます。そこで意見が一致しない場合、または参議院衆議院の指名から10日以内に指名を行わない場合、衆議院の議決が国会の議決となります。これが「衆議院の優越」です。

今回の選挙では、この流れに沿って両院での投票が行われ、最終的に高市早苗氏が首相に指名されました。この記事では、提供されたデータに基づき、その詳細な投票内訳を報告します。

注: この記事は提供された3つの開票結果データファイル(衆議院参議院1回目、参議院決選投票)の全データに基づいています。30人以上のリストは「氏名一覧を表示」をクリックで開閉できます。

衆議院の投票結果

高市 早苗 氏 (237票)

  自由民主党 (196人)
氏名一覧を表示
日本維新の会 (35人)
氏名一覧を表示
改革の会 (3人)
有志の会 (1人)
無所属 (2人)

野田 佳彦 氏 (149票)

  立憲民主党 (148人)
氏名一覧を表示
無所属 (1人)

玉木 雄一郎 氏 (28票)

国民民主党 (27人)
無所属 (1人)
  • 平岩征樹

斉藤 鉄夫 氏 (24票)

公明党 (24人)

山本 太郎 氏 (9票)

れいわ新選組 (9人)

田村 智子 氏 (8票)

日本共産党 (8人)

吉良 州司 氏 (3票)

有志の会 (3人)

神谷 宗幣 氏 (3票)

参政党 (3人)
  • 北野裕子
  • 鈴木敦
  • 吉川里奈

河村 たかし 氏 (2票)

減税保守こども (2人)

松原 仁 氏 (1票)

無所属 (1人)

百田 尚樹 氏 (1票)

無所属 (1人)

衆議院 評】
衆議院では、高市早苗氏が所属する自民党(196票)に加え、日本維新の会(35票)などの票もまとめ、237票で最多得票となりました。対する野田佳彦氏は、立憲民主党(148票)をほぼ固め、149票を獲得しました。この結果、衆議院の指名候補は1位 高市氏、2位 野田氏となりました。この衆議院の議決は、憲法の「衆議院の優越」規定により、最終的な首相指名において決定的な意味を持ちます。

参議院の投票結果 (1回目投票)

高市 早苗 氏 (125票)

  自由民主党 (100人)
氏名一覧を表示
日本維新の会 (19人)
日本保守党 (1人)
無所属 (3人)

野田 佳彦 氏 (46票)

 
立憲民主党:42人
氏名一覧を表示 
沖縄の風 (2人)
無所属 (2人)

玉木 雄一郎 氏 (25票)

国民民主党 (25人)

斉藤 鉄夫 氏 (21票)

公明党 (21人)

神谷 宗幣 氏 (15票)

参政党 (15人)
  • 安達悠司
  • 安藤裕
  • 岩本麻奈
  • 梅村みずほ
  • 大津力
  • 神谷宗幣
  • 後藤翔太
  • 櫻井祥子
  • 塩入清香
  • 杉本純子
  • 中田優子
  • 初鹿野裕樹
  • 松田学
  • 宮出千慧
  • 山中泉

田村 智子 氏 (7票)

日本共産党 (7人)

山本 太郎 氏 (6票)

れいわ新選組 (6人)

安野 貴博 氏 (2票)

立憲民主党 (1人)
無所属 (1人)
  • 安野貴博

百田 尚樹 氏 (1票)

日本保守党 (1人)

福島 瑞穂 氏 (1票)

立憲民主党 (1人)

白票 (1票)

無所属 (1人)
  • 尾辻朋実

参議院 1回目投票 評】
参議院の1回目投票では、高市氏が衆議院と同様に自民党(100票)と維新(19票)を固め、123票でトップに立ちました。しかし、参議院過半数(データからは正確な定足数は不明だが、通常125票)にはわずかに届きませんでした。
2位は国民民主党を固めた玉木雄一郎氏(25票)、3位は公明党の斉藤鉄夫氏(21票)でした。
立憲民主党の他の票は安野貴博氏(1票)や福島瑞穂氏(1票)などに分散しました。
1回目で過半数が出なかったため、決選投票が行われることになりました。

参議院の投票結果 (決選投票)

高市 早苗 氏 (125票)

  自由民主党 (100人)
氏名一覧を表示
日本維新の会 (19人)
国民民主党 (1人)
無所属 (3人)
日本保守党 (2人)

野田 佳彦 氏 (46票)

  立憲民主党 (42人)
氏名一覧を表示
沖縄の風 (2人)
無所属 (2人)

無効票 (47票)

国民民主党 (24人)
参政党 (15人)
  • 安達悠司
  • 安藤裕
  • 岩本麻奈
  • 梅村みずほ
  • 大津力
  • 神谷宗幣
  • 後藤翔太
  • 櫻井祥子
  • 塩入清香
  • 杉本純子
  • 中田優子
  • 初鹿野裕樹
  • 松田学
  • 宮出千慧
  • 山中泉
れいわ新選組 (6人)
公明党 (1人)
  • 秋野公造
無所属 (1人)
  • 安野貴博

白票 (28票)

公明党 (20人)
日本共産党 (7人)
無所属 (1人)
  • 尾辻朋実

参議院 決選投票 評】
決選投票では、高市氏が125票を獲得し、過半数を得て参議院の指名候補となりました。1回目投票からの上積みは2票(日本保守党の百田氏、国民民主の小林氏)でした。
一方、野田氏は1回目の実質4票から、立憲民主党の票(42票)をまとめ直し、46票を獲得しました。
注目すべきは、1回目で玉木氏に投票した国民民主党(24人)と、斉藤氏に投票した公明党(20人)、および参政党(15人)、れいわ(6人)、共産党(7人)の多くが、高市氏・野田氏のどちらにも投票せず、「無効」または「白票」を選択したことです。これにより、決選投票の無効・白票は合計75票に達しました。

【最終結果】
衆議院が「高市早苗」氏を、参議院が「高市早苗」氏を指名したため、両院の議決が一致。これにより、高市早苗氏が正式に内閣総理大臣に指名されました。

今回の指名選挙の総評と高市新首相への期待

【総評:データから見る政党の動向】

今回の首相指名選挙の投票データからは、いくつかの特徴的な政党の動きが見て取れます。

  • 自民・維新の連携: 高市氏は、衆参両院において、所属する自民党だけでなく、日本維新の会の票もほぼ完全に固めました。これが両院での最多得票につながる決定打となりました。今後の政権運営において、維新の会との連携が重要な鍵を握ることを示唆しています。
  • 立憲民主党の結束と混乱: 野田佳彦氏は、衆議院では党の票をほぼ完璧にまとめ上げました。しかし、参議院の1回目投票では党内から泉氏や福島氏に票が割れるなど混乱が見られ、決選投票で改めて結束を確認する形となりました。
  • キャスティングボートを握る中間層: 参議院の決選投票において、国民民主党公明党、参政党、共産党、れいわ新選組の大半が「無効」または「白票」を投じました。これは、高市氏と野田氏のどちらにも与しないという明確な意思表示であり、これらの政党が今後の国会運営において法案ごとに是々非々で対応し、キャスティングボートを握る可能性を強く示しています。

高市新首相への期待】

高市氏は、自民党内の保守派や維新の会からの強い支持を得て首相に指名されました。その政策には「力強い経済成長」や「毅然とした外交・安全保障」が掲げられています。

国民が直面する物価高騰や実質賃金の低下といった喫緊の課題に対し、具体的な成果を迅速に出すことが求められます。また、参議院での大量の無効・白票が示したように、国会は単純な多数決では進まない「ねじれ」に近い状況が予想されます。

自らの支持基盤の期待に応えると同時に、幅広い政党や国民の声に耳を傾け、丁寧な対話を通じて合意形成を図るという、難しい舵取りが新首相には期待されます。データが示す複雑な民意をどのようにまとめ上げ、山積する課題に取り組んでいくのか、その手腕が厳しく問われることになります。