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【ネタバレ解説】漫画『ガンニバル』完結!食人村の真相と「あの人」の正体、衝撃のラストまで

 

【閲覧注意】
本記事は漫画『ガンニバル』の 結末を含む重大なネタバレを 含んでいます。

閉鎖的な村に潜む「食人」の噂

 

『ガンニバル』は、 山間の限界集落「供花村(くげむら)」 に駐在として赴任した警察官が、 村に伝わる「人を喰ってる」 という恐ろしい噂の真相に迫る サスペンス漫画です。

ディズニープラスでの 実写ドラマ化でも話題となった本作。 狂気と暴力、そして因習に縛られた 村の真実とは何だったのか。 原作のストーリーを最後まで 詳しく解説します。

 

 

物語を動かす主要人物たち

 

物語は、よそ者である駐在一家と、 村を支配する「後藤家」の 対立を軸に進んでいきます。

阿川一家(駐在)

阿川 大悟(あがわ だいご)

本作の主人公。 正義感は強いが、 一度キレると暴力を止められない 凶暴性を秘めた警察官。 前任地で性犯罪者を射殺した過去を持つ。 愛する家族を守るためなら 手段を選ばない危うさがある。

阿川 有希(あがわ ゆうき)

大悟の妻。 気が強く、大悟の良き理解者。 異常な状況下でも 娘を守るために戦う強い母親。

阿川 ましろ

大悟の娘。 ある事件(大悟の射殺事件)を 目撃したショックで 言葉を話せなくなっている。 物語の鍵を握る存在。

後藤家(村の支配者)

後藤 恵介(ごとう けいすけ)

後藤家の次期当主。 村の伝統と現代的な感覚の狭間で 揺れる若きリーダー。 大悟とは敵対する立場だが、 話が通じる一面も持ち、 単純な悪役ではない複雑な人物。

後藤 銀(ごとう ぎん)

物語冒頭で遺体として発見された 後藤家の当主(老婆)。 村の狂気を象徴する存在であり、 彼女の死が全ての始まりとなる。

「あの人」(白銀)

後藤家が恐れ、崇める謎の大男。 村のどこかに幽閉されており、 人を喰う怪物として描かれる。 その正体は、 供花村の深い闇そのもの。

序盤~中盤:疑念と孤立

 

供花村に赴任した大悟は、 前任の駐在・狩野が 「この村の人間は人を喰ってる」 と言い残して失踪したことを知ります。

当初は友好的に見えた村人たちですが、 捜査を進めるにつれ、 排他的で異常な本性を現します。 後藤家は村の絶対的な権力者であり、 彼らの儀式や秘密に触れる者は 容赦なく排除されるのです。

大悟は、 村で死産とされた子供たちが 実は生きており、 食用の生贄として 育てられている可能性に辿り着きます。

「あの人」の正体と食人の理由

物語が進むにつれ、 「あの人」の正体と、 なぜ後藤家が人を喰うのかが 明らかになります。

「あの人」の正体

彼の本名は後藤 白銀(しろがね)。 先代当主・銀の夫であり、 かつて村を飢饉から救うために 自ら人肉を食べ、 その影響で心身が変質してしまった人物でした。

クールー病(食人病)

後藤家を支配していたのは、 人肉を食すことで発症する プリオン病の一種 クールー病でした。 この病気は精神錯乱や 身体機能の異常を引き起こします。

後藤家の一部(本家)は、 この病気の影響による 異常な長寿や身体能力を 「神の力」と信じ込み、 代々、葬式で死者の肉を食べる習慣や、 子供を喰う儀式 「奉納祭」を 続けていたのです。

終盤:奉納祭での決戦

年に一度の「奉納祭」の日。 この日は、捕らえられた子供たちが 「あの人」に捧げられる日です。 大悟は子供たちを救い、 後藤家の闇を暴くため、 特殊部隊と共に村へ乗り込みます。

後藤家の内紛

一方で、後藤家内部でも 対立が起きていました。 次期当主の恵介は、 狂った因習を終わらせようと、 「あの人」を殺害し、 子供たちを逃がす計画を立てていました。 しかし、伝統を重んじる 本家の人間たちが立ちはだかります。

大乱闘と「あの人」の暴走

警察、後藤家(改革派)、 後藤家(保守派)が入り乱れる中、 檻から解き放たれた 「あの人」が暴走。 圧倒的な怪力で 敵味方関係なく殺戮を始めます。 村は炎に包まれ、地獄絵図と化します。

結末:呪いの終わり

 

大悟は満身創痍になりながらも、 「あの人」と対峙します。 理性を失った怪物に対し、 大悟は自身の凶暴性を解放して応戦。

最後は、恵介の協力もあり、 「あの人」を倒すことに成功します。 恵介は自らの手で、 尊敬と畏怖の対象であった 「あの人」(祖父のような存在)の 命を絶ち、 後藤家の負の連鎖を断ち切りました。

エピローグ

事件後、供花村の食人文化は 公のものとなり、 関係者は逮捕されました。 生き残った子供たちは保護され、 村の闇は消え去りました。

大悟は警察官を辞めず、 家族と共に生きていくことを選びます。 娘のましろも、 トラウマを乗り越えて 少しずつ言葉を取り戻し始めました。

しかし、ラストシーンでは、 大悟の心に潜む「暴力性」や 「狂気」が完全に消えたわけではないことが 示唆されます。 彼もまた、村の狂気に触れ、 「一線」を越えかけた人間として、 その業を背負って生きていくのです。

【まとめ】
『ガンニバル』は、 単なるパニックホラーではなく、 「愛ゆえの狂気」や 「血の呪縛」を描いた 人間ドラマでした。 後藤家という絶対悪に見える存在も、 実は飢饉という悲劇から生まれた 歪んだ生存本能の結果だったのです。