あおいのしゅみぶろぐ

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Youtuberヒカルと社会心理学

こんにちは、あおいです。

 

昨日ブログでYoutuberのヒカルさんについて書きました。それと同時に昨日は社会心理学の本を読んでおり、それを読み進めるにあたって「自分にはとても当てはまる」という感情と「ヒカルさんって社会心理学に反する行動多くないか?」という感情が生まれました。また、実際のところどうなのか気になってきました。そこで、今回は、簡単な社会心理学の説明や有名な心理を数点紹介するとともに、いかにそれに逆らい、ヒカルさんが行動しているかを綴りたいと思います。

 

 

社会心理学とは

社会心理学とは「社会で生きる個人の心理学」であり、僕なりの解釈では「こういった状況に陥るとこういった行動を起こしやすい」という人間の行動のメカニズムを解明していく学問だと思っています。今まで無意識に選択していたことが、実は社会心理のメカニズムにのっとって行われていたということですね。ではさっそく社会心理学とヒカルさんの行動を比較してみたいと思います。

 

①認知的不協和

認知的不協和とは「自分の行動に都合のいい理由をつけて、行動を正当化する」というもの。喫煙者が「喫煙は体に悪いけど、我慢するストレスの方が体に悪いから吸い続けよう」と考えるものです。ほかにも、「報酬が少ない時のほうが、『この仕事は低報酬だけど、頑張れるということは価値があって楽しい仕事に違いない』と錯覚してしまい、生産性やモチベーションが上がる。」というものです。逃げ恥でみくりが言った「やりがいの搾取」もこれに当たります。

1つ目の事象の「自分の行動を正当化する」ことに関しては、完全に当てはまっていますね。自分の考えを貫く姿勢は常人以上に長けているように感じます。

 2つ目の事象はYoutuberによく当てはまることですよね。駆け出しの方が面白い企画だったけど、有名になって企画がつまらなくなったYoutuberっていっぱいいる気がします。人気がなかった時(低い収入)の方が仕事のモチベーションが上がるということは通常の社会人にもYoutuberにもありがちなことです。収入が高い職場に転職したのに今までより手を抜いたり、楽しようとする人は多く見ています(笑)

では、ヒカルさんはどうでしょうか?登録者が増え続けているにも関わらず、仕事をセーブすることなく、投稿を続けていますね。彼は「注目が集まれば集まるほど、モチベーションを上げることができる人材」ということでしょう。こういった部分では仕事のモチベーションを収益だけで判断していない結果でしょうし、成功しても上を向いていられる彼の特性ではないでしょうか?

 

②一貫性の原理

これは「発言や行動を一貫させたい」というものです。一貫性のある人間は信頼されることから人間に備わった能力で、人間は発言を訂正・撤回をすることを嫌います。政治家が「発言の撤回」を嫌うのはそのためでしょう。また、注目を集めている場だとさらに訂正しづらくなるそうです。「間違いを認めればいいのに」と他人に思うことは多々ありますよね(笑)

ヒカルさんもそういった意味では一貫性のある発言は目立ちますが、実は割と簡単に軌道修正や、失敗を認めているケースが多いです。例えば、「ヒカルのドーナツ屋さん」や「旧ネクステ」など、伸びないと分かるとすぐに辞めています。一般の感覚だと、大々的に始めたプロジェクトは一定の期間続けるものですが、ドーナツ屋さんは1ヵ月程度で辞めていますね(笑)これはヒカルさんの「一貫性のなさ」=「失敗を認める力・修正をすぐに加える力」なのではないでしょうか?

 

 

③独自性・同調性

独自性は「人と一緒はいやだ」と思う人、「同調性は仲間外れはいやだ」と感じる人です。ヒカルさんはこのどちらも兼ね備えた人なのでしょう。誰しも「特別でいたいけど、仲間外れはいやだ」と感じると思っていると思います。

ただ、ヒカルさんに関しては独自性がずば抜けていることは一目瞭然です。それもともなって、同調を求められやすい日本社会にはヒカルさんに苦手意識を持つ人も多いのでしょう。例えば日本のトップYoutuberヒカキンさんは今では誰でもマネできるコンテンツを行い、それにヒカキンさんなりのエッセンスを加えているものですから、同調性に特化した動画だと思います。それに反してヒカルさんの動画は、必ずアンチがいるように、苦手に感じる人や嫌悪感を持つ人がいるのでしょう。

僕の意見としてはヒカルさんは同調性と独自性を使いこなし、動画の再生のために合理的に動き、アンチもいるが、面白い動画を作り続けているのではないかと考えます。

 

④互恵的利他性(ごけいてきりたせい)

「人に何かをしてもらうとお返しをしたくなる性質」のことを互恵的利他性と言います。ヒカルさんの動画は圧倒的に「してもらう」ことより「自分から仕掛ける」ことが多いですよね。これは成功する人に多い性質です。人は似たもの同士が集まり、利益を他人にもたらすもの同士はお互いに利益をもたらしあいます。こういった性質を持つ人は短期的な成功は難しくても長期的な成功を納めやすいとされています。

 

考察

さてここまでの結果を踏まえて考察するとヒカルさんは「社会心理学に全く当てはまらない」ということは言えないと思います。しかし、社会心理学的に失敗に陥りやすい部分は欠如しており、成功につながりやすい要素を必要以上に兼ね備えているのではないでしょうか?もしYoutubeや社会的に成功したい人は、社会心理学を学び、合理的な行動を突き詰めていくべきなのではないでしょうか?社会心理学は知っているだけで、いずれ自分の行動を見直すきっかけを与えてくれます。みなさんも、是非意識して行動してみましょう!

 

それでは!