こんにちは、あおいです。
本日上司から聞いたためになる話を聞いたのでメモしたいと思います。
ずばり、
「利益を追求しすぎる会社にいると倫理観を失う」という話です。
上司の話なので色々割愛しますが、僕の上司は以前、セールスマンだったそう。
今でもそうですが、めちゃくちゃ仕事が出来たようです。
有名な企業だったのですが、なぜ辞めたのか聞くと「倫理観が薄れていくのが怖くなった」と彼は言いました。
僕のセールスマンのイメージは「自分のプライベートを潰してまで仕事をする。」「人を喜ばせるための提案をする。」という安直な思想でしたが、全然違いました。
以下は上司のお話です。
上司は前職で優秀な人達に囲まれていたようです。東大から早稲田、関関同立レベルの人達が多いと聞いています。
その中でも、優秀とされていたのはあまり有名な大学ではない同期Aだったそうです。なぜそんな彼が優秀だと言われたのか・・・。
それは誰よりも根性があったからだそうです。
東大出身の同期は半年ほど働き「キツすぎる」という理由で退職。体力面でも精神面でもキツかったことでしょう。
しかし、優秀だったAは大学では体育会出身で体力も精神力も人一倍あり、「1日100件連絡しろ」という、上からの指示に対して「200件します!」と言い、実際に実行する人物だったそうです。もちろん、その行動が実を結び、成績も若手トップ!「彼には適わないなぁ」と周りも尊敬しているとの事でした。
そんなある日、若かりし我が上司とAが一緒にアポイントの電話をひたすら掛けていた日、19時を周り仕事を終えようとしていました。Aを見ると電話を辞める気配がありません。
「もう遅いから電話を掛けるのはやめよう」
「いや、まだ残業で残っている人が多い企業に電話するから、まだ掛けられるんだよ。」
確かに会社によっては遅くまで残業していても、おかしくありません。ただ、夜中まで残っている人は電話番のために残っているわけではありません。しかも、下っ端が多い企業なら、その下っ端に「明日の朝、あなたの上司にアポ内容を伝えといてください」と言えば、明日の朝、直接アポを取る必要もなく、電話も端的に終わるため、仕事はスムーズになるそう・・・。相手先も下っ端なら伝えざるを得ないですし、内容を聞き返してもこないため、合理的ではありますね。
当時の私の上司も勝手に「19時まではいいだろう」と決めつけていましたが、それもよくよく考えれば、非常識な時間だったそうです。Aはその後も電話を掛け続け、午後10時までアポイントの電話を掛け続けました。
それをAの姿をみて「彼以上の成果を上げるには相手に気遣って電話を掛けているようではだめだ」と感じたそうです。しかし、相手先に対して、非情に仕事をしている姿を見て、成果主義に嫌気がさし転職をしたそうです。
「自分の成果」と「会社の利益」は大小はあるものの、直結していくはずです。しかし、個人の成績を優遇する企業の中には「従業員の倫理観を奪う魔法」もかけられているのでしょう。
僕の今働いている職場でも自分の成果のために、他人を利用し、あわよくばミスを押し付けてくる人がいます。その人を見て僕は「倫理観を失い続けた人は人知れず、出世コースは外れるのだろう」と感じています。会社もその人のおかげで利益は上がっているものの、行動に対して常に監視しているようです。うちの会社も上手く使ってるなぁと感心します(笑)
所詮20代はまだ、会社の歯車です。僕も経営に口を出せる身ですが、その中でも下っ端なので、揉め事を起こす気にはなれませんが、20代の間は何よりも、「人格を磨く」ために費やしたいなと思っています。
是非皆さんの20代の話や、理想などもお聞かせください。