アカデミー賞でのウィル・スミスのビンタ。
病気で脱毛症だった嫁をイジッたクリス・ロックに対して、ウィル・スミスはビンタし、会場を騒然とさせた。
しかし、彼はアカデミーのイベントに10年間出席できない処分が下った。
これに対してアメリカでは「何を言われても暴力で解決するのは間違っている。」
とSNSでウィル・スミスを非難する声が多かったらしい。
なるほど、どんな理由があるとしても暴力で解決するのは間違っている。
やはり、アメリカは考えが進んでいる。
日本では「奥さんのためにビンタしたウィル・スミスは素敵」という考えが多かった。
僕もその一人だったけども、確かに他にも方法はあったはず。
暴力は何があっても許されない。
これがグローバルスタンダードか。
勉強になったなぁと思っていたのもつかの間、マイク・タイソンが機内で絡んできた酔っ払いを殴打、流血騒動に発展した。
アメリカを代表する元プロボクサーが殴るなんて・・・。
そう思っていたが投稿されていたものは、
「悪いことをしていない人に対して、タイソンが人を殴るわけがない。」「プライバシーを尊重しなかった男が悪い。」「挑発した男が悪い。」
などのコメントがあった。
嫁をかばったビンタはOUT、自分のプライバシーを侵した人への殴打はOK
アメリカの反応はますますわからない。
ウィル・スミスとマイク・タイソン
日本とアメリカでは真逆の反応になっていることは、日本が間違っているのだろうか。
もしかしたら、日本のニュースサイトが混乱を招いているだけの可能性も捨てきれない。
ただ、この2つの事件はアメリカでも意見が二分している。
今後この2つの事件がどのように処理されていくかは、見ものである。