2021年から2022年で注目を集めたアニメの1つが「王様ランキング」です。
ポップな絵柄から苦手意識を持つ方も多いかもしれませんが、可愛い絵柄からは考えられないほど、緻密なストーリーになっています。
2023年には2期の放送もありますので、是非内容を知って興味が出た方は2期を楽しみに待ちましょう!
本日は主な登場人物の紹介とストーリーを紹介していきたいと思います。
あらすじ
国の発展度、家臣の強さ、そして国王自身の強さによって導き出される「王様ランキング」
一代にしてランキング7位の国を築きあげたボッス国王
そのボッス国王の第一王子のボッジ。
ボッジは耳が聞こえず、話すことができない上に力が弱い少年です。
そんなボッジが多くの登場人物に支えられながら国王を目指していくストーリーです。
ストーリー
カゲとの出会い
ある日、ボッジは影の一族の生き残り「カゲ」と出会います。
カゲは何故かボッジと意思の疎通を取ることができ、ボッジはそれを喜びます。
カゲはそれを利用し、ボッジの服を置いていくように指示します。何日もボッジは服を着込んでは全てをカゲに渡して、帰路は裸で城下町を歩くため、大人には哀れまれ、子供には馬鹿にされるのでした。
何度もカゲに服を提供するボッジの後をつけるカゲは、その後、ボッジの器の大きさを目の当たりにし、「どんな時も味方になる」ことをボッジに誓います。
城の人々
国王ボッス
巨人族の戦士で、一代で王国を築きあげた豪傑で「強さだけならば王様ランキング1位」と称されています。
当初から病気で床に臥した状態です。
またボッジの母シーナも巨人族でボッジが幼いころに亡くなっています。
第二王子ダイダ
ボッス王国の第二王子で、ボッジの異母兄弟になります。ボッジとは異なり、文武両道で厳しい鍛錬の末、剣術なども卓越しています。
ただ、プライドが高く、非力なボッジを見下しています。
あるとき、ボッジと勝負をすることになりますが、ボッジはダイダの攻撃をすべて避けますが、避けること禁止されたボッジをボコボコにします。
王妃ヒリング
ボッスの後妻で元僧侶です。きつい性格で裸で城に帰ってくるボッジに厳しくあたります。
また、第一王子のボッジではなく、自分の息子のダイダを次の王様にしようとしています。
ドーマス
ボッス王国四天王のひとりで、ボッジの教育係です。
ボッスの強さに憧れ、ボッジの教育係を喜んで引き受けますが、徐々にボッジの能力の低さに放任状態になります。
さらに、ダイダの戦闘能力に惚れこみ、徐々にダイダ寄りの言動をするようになります。
べビン
ボッス王国四天王のひとりで、ダイダの教育係です。
ダイダの教育係でありながら、ボッジの潜在能力を評価している人物のひとりです。
ボッス国王の死と次期国王
ボッスは病気の影響で、ボッジを次の国王に指名して死んでしまいます。
しかし、その夜ヒリングの発案で、ボッスの遺言を無視し、次期国王にダイダを指名するように多数決をとります。
その結果、ダイダを国王することが決まります。
ボッジの冒険
友達のカゲは姿を消したことを知り、さらには国王になれなかったボッジは、旅に出ることを決意します。
ヒリングの猛反対を受けますが、ドーマスと家来1人をつけて、ヒリングの祖国までの旅を許可されます。
ドーマスの裏切り
冒険に出たボッジ達でしたが、ダイダに「ボッジの暗殺」を命令されていたドーマスはボッジを崖に突き落とします。
しかし、実はヘビンの命令で「隠れてボッジを守るため」にボッジのカバンの中に隠れていたカゲのおかげでボッジは一命をとりとめます。
さらに、ヘビンはカゲに「デスパーへの紹介文」を託しており、ボッジとカゲはデスパーの元へ向かいます。
鏡の狙い
ダイダはことあるごとに鏡に助言をもらい、行動します。
あるとき、鏡の指示で地下に潜ったダイダは鏡に国王になった焦りに付け込まれ、身体を先代国王のボッスに乗っ取られてしまいます。
ヒリングの本心
ヒリングはボッジがダイダによって、ボコボコにされた際、僧侶の回復呪文によって、回復させてあげていたのでした。
ヒリングはダイダと同じようにボッジを愛しており、ダイダを国王にしたのも、非力なボッジを守るためでした。
さらに最愛の息子のダイダの身体がボッスに乗っ取られたことを知り、ダイダ(ボッス)と決別するのでした。
デスパーとの修行
お金に目がなく、非常に弱いがコーチング能力の高いデスパー。
彼の修行により、ボッジの戦いの能力を見出します。
その結果、ボッジは世界一強い男となるのでした。
鏡=ミランジョの企み
ミランジョは肉体を失い、精神のみ鏡に映された女性です。
鏡の姿になったミランジョはボッスにダイダの身体に与え、ヒリングの暗殺などを企みます。
冥府の罪人の脱走
ボッジの修行が終わったころ、冥府から6人の罪人が逃げ出します。
そして、冥府の王でデスパーの兄、デスハーはそれらの罪人を追い、ボッス王国へ向かいます。
さらに、デスパーとボッジ、カゲも後を追います。
ボッス王国の危機
罪人により、国王であるダイダ(ボッス)は捕らわれてしまいます。さらに罪人たちはそれぞれの思惑で動きだしますが、そのうちの1人オウケンは不老不死の人間でした。
王国の危機にヒリング王妃は絶体絶命のピンチに。
しかしそのピンチを救ったのは我が子のように想っていた弱かったボッジなのでした。
ボッジは修行の成果を見せ、ヒリングを助け出し、さらには自身を崖に突き落としたドーマスすらも危機から救うのでした。
ミランジョの過去
捕らわれたダイダ(ボッス)のもとにべビンが現れ、ミランジョについて問いただします。そして、ボッスとミランジョの過去について語りだします。
ミランジョは魔法使いの国、ホウマの人間でした。当時、若かったボッスはミランジョの父親を殺してしまいます。
しかし、ミランジョの母は傷を負ったボッスを魔法で治療するのでした。
その施しに感銘をうけたボッスは、罪を償うため、ミランジョの成長を見守ることを決意します。
当時のホウマは、神の国と戦争をしており、隣国のギャクザと手を組んでいました。
しかし、ギャクザはホウマを裏切り、ホウマは滅亡、ミランジョの母は殺され、ミランジョも無残な状態でボッスに救われます。
その経験から、心を閉ざしたミランジョでしたが、ボッスと行動を共にし、2人には絆が生まれていくのでした。
ダイダ(ボッス)とオウケンの戦い
ダイダ(ボッス)はオウケンの前に現れ、周りにいる瀕死状態の兵士たちをヒーリングで回復させます。
ダイダは母親と同じく、回復呪文がつかえるのでした。
そして、オウケンをバラバラにして、丸めて岩に封じ込めるのでした。
ボッジとダイダ(ボッス)の戦い
オウケンを圧倒的な力で封じたダイダ(ボッス)、しかしボッス王国の兵士たちはボッジを支持し、ダイダ(ボッス)に牙を向くのでした。
そこで、ダイダ(ボッス)に挑んだのはボッジでした。
そして、ダイダ(ボッス)は息子が自分を超える喜びを感じながら、ボッジに倒されるでした。
ミランジョの最期
ミランジョはかつて、「巨人族の女は子供を1人しか産めない」という理由で、ボッジの母を殺めました。
そして、後妻との間にダイダを産ませました。それは、いずれボッスの魂の器として、ダイダの身体が必要と考えたからです。
さらに、ダイダの身体をボッスに移すことで、苦しむであろうヒリングを想い、彼女を殺す計画を立てていたのでした。
しかし、最後に「ボッスは復活を望んでいなかったこと」を知るのでした。
そして、ミランジュとボッスは魂の終焉を決意します。
ボッジはそのためにミランジョの鏡を割ることを決意し、実行します。
ボッスの魂と共にミランジョの魂は天に登っていきますが、そこで突如、魔神が現れます。
魔神はミランジョの魂を食らう約束をしており、ミランジョの魂は魔神に食べられてしまうのでした。
魔神との戦い
かつて、ボッスは強さの代わりに「自身の寿命」と「子供の力」を魔神に渡していたのです。
そのため、ボッジは非力な状態で産まれてきたのです。
そして、魔神はデスハー、デスパー兄弟の作戦により、首を切り落とされます。そして、魔神に1つ願いをかなえてもらおうとします。
デスハーは魔神に「実の弟、オウケンを元の姿に戻すように」頼もうとしますが、横からダイダが「ミランジョを生き返らせてくれ」と頼みます。
ダイダはミランジョの過去を知り、彼女を救いたいと考えたのでした。
魔神はその願いを受け入れ、ミランジョは無事生き返ったのです。
さらに、始めは怒り狂うデスハーでしたが、実の弟を救うため、王様ランキング1位を受け入れることで1位の特権の宝物庫でオウケンの復活を目論むのでした。
結末
平和を取り戻したボッス王国で、ボッジはダイダから王位を譲渡されます。
王様としての仕事をこなす中、カゲはボッジを置いて旅に出ます。
しかし、旅に出たものの、うまくはいかないカゲ。
するとそのカゲの前に突如ボッジが現れたのでした。
実は、公務中、元気のなかったボッジを案じて、ヒリングがボッジの背中を押し、ボッジはカゲを追いかけて旅に出るのでした。
そして、ボッジは父親と同じく、新たな国を作ることを目標に冒険に出るのでした。
最後に
2クールのアニメで、内容は濃いですが、非常に観やすいアニメでした。
是非皆さんも、お盆の間に「王様ランキング」を観てみてはいかがでしょうか?